保安管理技術

【二種販向け】LPガス保安用検査機器の種類と機能について

家庭用(一般消費者など)LPガスの容器、バルブ・調整器で私たちが使用している供給設備が様々な基準で安全を守られていることが分かりました。

配管のガス漏れがないか、調整器が機能しているかを確認するのが、保安用検査機器です。

丸覚えキーワード

  • 圧力計の種類
  • 気密試験や圧力計取扱の注意事項
  • ガス検知器の種類
  • ボーリングバーとパイプロケーター

キーワードの解説

圧力計の種類

圧力計は調整圧力などの確認や消費設備の気密試験などに使われており、

  • 指針式圧力計(ブルドン菅圧力計・ベローズ圧力計)
  • 電気式ダイヤフラム式圧力計
  • マノメータ(漏えい試験用、自記圧力計の校正用)
  • 自記圧力計(機械式、電気式ダイヤフラム式自記圧力計)

大別して四種類、合計で七種類あります。

指針式圧力計

指針式圧力計には漏洩試験用に使われるブルドン管圧力計とベローズ圧力計の2種類がありますが、試験に出てくるのはブルドン管圧力計がほとんどなので、こちらについて触れます。

時計の中身みたいな圧力計がブルドン菅です。

ブルドン管は金属の弾性を利用した圧力計で、耐食性を考慮した素材(青銅・黄銅・特殊青銅など)、最大目盛は原則として常用の圧力の1.5倍以上2倍以下の目盛のものを使用する。

電気式ダイヤフラム式圧力計

測定できる圧力は5.5kPaまで。

マノメーター

低圧専用の圧力計(0.1MPa)で、精度が高く、故障も少ないので機械式自記圧力計の比較検査に使われる。

構造はU字に曲げたガラス菅に水が入っており、ガスをガラス菅に導入することでどのくらいの圧力がかかっているかを読み取ることができる。

圧力がかかっているから、水面は凹んでいます。

一番凹んでいる部分を基準にして読み取って下さい。

 

自記圧力計

機械式自記圧力計または電気式ダイヤフラム式自記圧力計がある。

圧力および時間的変化を記録して問題がないかを確認する。配管の気密試験、漏洩試験、調整器の検査などに使われる。

機械式自記は圧力計の指針の先端に記録用のペンを設けて圧力の時間変化を記録する。

 

機械式自記圧力計

配管の気密試験や漏えい試験、調整器の検査などに使われるとてもたいせつな圧力計。

集団供給用のボンベハウスの中にあって、安定供給が出来ているかを定期的に保安員が確認しています。

大枠ではこんな感じ。

一週間で一周するようなペースでペンが進むので、保安要員が定期的に交換しています。

また、災害などよって急激な圧力低下、ガス漏れなどのトラブルが起きた場合は緊急として駆けつけるようになっています。

試験に使うものなので、6ヶ月に1度検査が必要で、マノメーターと比較検査(最低圧力2.0kPa~最高圧力8.4kPa以上10kPa以下)を行って合格したものを使わないといけない。

0.2kPaを超える誤差があると不合格。

中圧部の測定範囲は0.1MPa以上、0.3MPa以下。

 

電気式ダイヤフラム式自記圧力計

機械式に比べて高精度

レシートのような検査票が出力されるので、ペンは使わない。

 

気密試験、漏洩試験、燃焼器の入口圧力・調整器の検査などに使われる。

圧力センサはシリコンなどの半導体が使われているピエゾ抵抗式と、二極間の変化を静電気容量の変化を読み取る静電気容量式がある。

 

12か月に1度検査が必要でマノメータと比較検査(最低圧力2.0kPa~最高圧力8.4kPa以上10kPa以下)を行って合格したものを使わないといけない。

0.05kPaを超える誤差があると不合格、機械式より厳しい基準ですね。

 

気密試験や圧力計取扱の注意事項

気密試験中に温度変化や気圧変化があると正しい結果が出ないので気を付ける必要がある。

圧力計は精密機械なので、振動・衝撃が少ない場所を選ぶ、圧力誘導菅が短く済むように取り付ける、ガスの導入・排除を急激に行うと指示圧力の異常が出ることがあるので注意する。

 

ガス検知器の種類

配管のガス漏れを見つけるために、石鹸水や漏洩検知液などが使用されるが、使えない部分(各ねじの接合部、容器バルブや調整器の接合部など)に設置されている部分の漏洩を見つける場合はガス検知器を使用しなければならない。

ガス検知器には接触燃焼式と半導体式がある。

接触燃焼式は精度が低め。白金製のコイルを熱してガス接触で電気抵抗値の変化を読み取る。

白金コイルを熱しているので着火源になる可能性がある…物騒。

ガス濃度を表示する目盛は、爆発下限界を100として、100から0までの間を20等分した目盛になっている。

 

爆発下限については

LPガスの燃焼特性

LPガスの特性

で紹介しているので、もし忘れていたら再チェックして下さいね。

 

半導体式は精度が高め。

酸化スズや酸化鉄などの金属酸化物を使う。

ガスを吸着すると電気伝導度が増加するため、微少漏洩も発見しやすい。

ナットやボルトがある連結部や、曲がっている部分、メーターや調整器の出入り口などを中心に漏れてないかを確認できます。

 

ボーリングバーとパイプロケーター

両方とも埋設管のガス漏れを探すために使用する機器。

ボーリングバー

臭いで判別、地中に埋設された配管の漏洩試験に使用。

穴を開けて臭覚棒を使って、臭いまたはガス検知器で検査

 

「臭いで判別」と書いてますが、これは試験用です。

実際はガス検知器で検査してます。くさいから。

 

パイプロケーター

自社がガス管埋めた場合は分かっても、電気ケーブルや上下水もあるので、何となくボーリングバーで穴を開けたら、他の業者に迷惑をかける場合があります。

 

〇〇工事の時にガス管を傷つけてガス漏れ(なお他の業者の場合)というのもあります。

お互い様なのである意味仕方ないのですが、めっちゃ忙しい時とかタイミングが悪いと頭を抱えたくなったりします。

 

そんな時に役に立つのがパイプロケーター。

埋設管の正確な位置が分からない時に、電磁波を出すことで位置を確認する装置です。

えらいぞパイプロケーター。

 

送信部が電磁波を発信、サーチコイルが検知して受信部で判別できるようになっている。

埋設管が二次誘導磁界を発生させて電磁波がとぎれるので、埋まっている配管が浮かび上がるのではなく、電磁波がとぎれた影で判別する感じですね。

地上に出ている配管に発信機を接続して判別する方法を直接法接続せずに発信する方法を誘導法と呼びます。

 

CO濃度測定器

排ガス中のCO濃度の測定に使用。

不完全燃焼防止装置が未装着の開放燃焼器(湯沸かし器、貝方式ストーブ、コンロなど、燃焼用の空気・排ガスも室内へ)に使う。

 

試験前にチェック

  • 圧力計の種類は?
  • 圧力計の比較検査に使われる圧力計は?
  • 圧力計の検査期間は?
  • ブルドン管圧力計の最大目盛の基準は?
  • ガス検知器の種類は?
  • 精度が高い検知器はどっち?
  • ボーリングバーとパイプロケーターの違いは?
  • パイプロケーターの使い方の2種類は?

合格の近道は「慣れ」です。

去年受かった先輩にもらったり、同僚に貸してもらうなど、どんな方法でも構いません。
必ず過去問を解いて、自分が間違えやすい部分を見つけて慣れておいて下さい。

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